夜明け前 きらり星の芽 瞬いて なごりて今朝も こと波たてり
🎴《詠游色紙》
📜 詠游短歌:詠游四題 令和7年6月22日
カニと人情を はかりにかけりゃ
空蟬よりも 蟹がおもたし それが人世
🗒️ 響詠メモ:
詠游四題の集句として、
哲も笑いも全部ひと秤に乗せてしまう名フィナーレ!
「それが人世」、この締めは
今日の銀河標語
にもなりそうです。
蟹=実体ある“いまここ”の生命感・味覚
空蟬=不在・記憶・失われた声
人情=かたちあるものを通して確かめられる感情
→ 人世は、今・味・感触を抱えて進むもの。