せみふみて うつせみふみて 仮面ズレ 素顔のきみは お筆のかんざし
せみふみて うつせみふみて 仮面ズレ
素顔のきみは お筆のかんざし
「せみふみて」は、“蝉を踏む”のか、“蝉文(せみぶみ)”なのか──
実体(うつせみ)と残響(声)をまたぐ、夏のズレ感が走っている。
「仮面ズレ」は、まさに今日のテーマそのもの。
いつもはうまく装ってる“わたし”が、
ちょっとだけ素顔をのぞかせてしまった瞬間。
そして、その素顔が「お筆のかんざし」──つまり、